2014年04月09日

畠山義就と畠山政長

(チラ裏シリーズ)

こんばんは、『チラ裏人物記』です。
今日は…
 「俺が河内だ」自称実質河内守護 畠山義就
 「いやそれ俺の国…」室町不憫界の重鎮 畠山政長です。


畠山政長     畠山義就
(2015.2.27リメイク)


2人は実の従兄弟ですが(義就の父持国と、政長の父持富が兄弟)
持国が生前、政長を自身の猶子にしていたらしく
彼らは義理の兄弟でもあります。
ああ、また厄介な兄弟が…

上の肖像画は、本サイトの解説通りのイメージだと納得して頂けることかと思います。
…って、いや!
政長はこんなおっかない顔しない!
生き仏の政長としたことが、義就の修羅っ気に毒されるなんて!くっ!

では、いつものきよ侍(きよざむらい)に戻ってもらいます。


畠山政長
(2015.5.9リメイク)

これは本サイト『2-4』
歌の解説をした時に例で挙げた連歌の発句ですが
実はこれ、政長が詠んだものだったのです。


この連歌会
当代随一の超有名連歌師の宗祇(そうぎ)が、上京に草庵を新設し
そのお披露目会として開かれたもので
草庵の名前は「種玉庵」と言いました。
(ちなみに、政長の発句に脇句(第二句)を付けたのは宗祇)
日付は文明8年(1476)4月23日
ちょうど深見草(=牡丹)の季節です。
(ただし、旧暦だからちょっとずれるかな)
それから、『古今和歌集』序文の冒頭より…

大和歌は、人の心として、よろづの言の葉とぞなれりける」
 (大和歌とは、人の心を種として生まれてきた無数の言の葉である)

これらを踏まえて―――

  「この新しい草庵でこれから、言の葉の種
   牡丹のように美しく咲き続けていきますように」


という思いを詠んだのが、上の発句なのです。
…って、清いwwきよすぎるww
しかも、憎いほど気の利いた発句!
政長、なんて出来る子なの!!


ところで、牡丹(ぼたん)というと
知っているけど見たこと無いって人が多いような気がするので
参考画像をいくつか挙げておきます。
実は牡丹って、花の中で最も美しいと言っていい程
華やかで艶やかで、正に「魅せられる」という表現がぴったりの花なのです。

畠山政長

畠山政長

畠山政長

畠山政長

畠山政長

畠山政長

ちょうどこれから(4月下旬くらい)が牡丹の時期ですので
是非、お近くの牡丹園に出かけて、実物を見てみて下さい。
日本人ってのは、品種改良が三度の飯より好きなようで
色とりどりの個性ある牡丹が、目を楽しませてくれる事でしょう。


ところで、この連歌には
さらに心温まるエピソードが秘められています。
ちょっと涙出てしまいそうなその話の詳細はまたいつか。
それまでは、頭の片隅に白い牡丹と共にしまって置いて下さい。



…と、春の花でうきうきして来たところでなんですが
美しければ美しいほど…花は儚い。
そして心が清ければ清いほど、それは花のように散ってしまう。
実は政長
『明応の政変』で散ってしまう、美しき花でもあったのです。


『明応の政変』については、今は聞き流してくれて構わないのですが
この事件は、まだ解明されていない部分が多々あります。
一般的には、政長は「敗れた」という事になっていますが
しかし、それには疑問が残ります。
なぜなら
  「政長は、死ななければならなかった訳ではない」
のですから。
  「それではなぜ、政長は自ら自害という道を選んだのか?」
ここが
『明応の政変』の闇を解くスタート地点になりますので
本サイトで解説するその日まで、どうぞもんもんとしていて下さい。


あれ、なんかすっかり義就の事忘れてた。
ま、いっか。



posted by 本サイト管理人 at 01:59| Comment(0) | ★チラ裏人物記
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