2014年12月27日

夢想の結果

(チラ裏シリーズ)

こんにちは、今日の『チラ裏日記』は
前回の「夢想クリスマス」の後日談です。
畠山義就は、「夢想」のお告げに従って
ちゃんと街にプレゼントを降らせに行ったのか!!?
…まあ、それこそ「チラシの裏にでも書いてろよ」という話ですが
折角なので。


一昨日、12月25日の午前中のことですが
親戚から… 新潟産の洋梨、「ル レクチエ」が届きました!!

ルレクチエ

おお!www
これは確実に、義就の仕業に違いないwwww
しかも
「幻の洋梨」と言われるル レクチェじゃないですかぁぁーーー!!
義就!!
おめーは期待を裏切らない男だ!!wwwww

では早速、もぐもぐ…
ウマーーーー(゚д゚)(゚д゚)(゚д゚)ーーーーー!!
このとろけるような食感
現実が溶け合って… 一体となって行く!
こ、これが「夢想」の味というものなのか!!



…うん、まあ、親戚が贈ってくれたんですけどね、うん。
(でも、偶然にしては余りにタイムリーだったので…)
うちは至って普通の庶民なので、果物箱買いなんてしませんが
ちょっとお金に余裕のある有り難い親戚がおりまして
よく季節ごとに果物などを贈ってくれますのです。
『チラ裏ウマー日記』で紹介している果物は
全部それですw

いやぁ、ありがてぇありがてぇ。
しかし、なんでそんな有り難い事をしてくれるのかと言うと…
昔の話なのですが
その人、実家は(時代が時代なのもあって)あまり裕福ではなく
お嫁に行く時も、十分な準備が出来なかったそうなのですが
その時
今は亡き私のばあちゃん(※その人にとっては、血縁の無い伯母)が
「嫁ぎ先で恥ずかしい思いをしないように」と
着物を新調して持たせてくれたそうなのです。
そのを今でも忘れずにいてくれている、と。


つまり… 全部ばあちゃんのお蔭。
ばあちゃん高えぇぇぇ!!!wwww
亡き今もなお、生前の善行によって
こんな不甲斐ない孫施しを与え続けてくれる―――
なんて優しいばあちゃんなのだ(´;ω;`)
それなのに、クリスマスに予定のない非リアな孫でごめんねw

…ま、クリスマスは別にどうでもいいのですが
こんな孫では、心配で安眠も出来なかろう
ばあちゃん(´;ω;`) 安心して眠れるように頑張るよ。 た、たぶん。




さて、義就に感謝してんのか、ばあちゃんに感謝してんのか
よく分からなくなって来ましたが
神仏への祈願やその加護により、願い事が叶った時
あるいは合戦勝利を得た時
中世の彼らは、寺社へ所領を寄進したり、宝物を奉納したりして
"お礼" を忘れませんでした。

例えば…
初代足利尊氏足利直義兄弟が建武3年(1336)2月
京都周辺でボロ負けして、九州に逃げ延びた際
長門国赤間関(※現在の山口県下関市)に数日滞在し
神功皇后(八幡様こと応神天皇の母)を祀る「忌宮神社」に参詣して
数日心を込めて祈願したところ
(↑この頃、彼らは相当落ち込んでいたw)
その後、3か月で再入洛を果たし
一天静謐幕府創生が叶った
という、ご利益の即効性に感激して
後日二人は、「忌宮神社」に感謝の和歌を奉納しました。
(※ただし、同時期ではない。)
その自筆「法楽和歌」(神仏に手向ける和歌)が現存しています。

尊氏の

足利尊氏

(※足利尊氏奉納和歌(豊浦宮法楽和歌)忌宮神社
 【『足利尊氏―その生涯とゆかりの名宝―』(栃木県立博物館)2012】
 …の、p.35より引用)


直義の

足利直義

(※足利直義奉納和歌(豊浦宮法楽和歌)忌宮神社
 【『足利尊氏―その生涯とゆかりの名宝―』(栃木県立博物館)2012】
 …の、p.35より引用)


お礼の言葉(真名文)+ 和歌二首(草書)」の構成で
最後の署名花押もよく確認出来ると思います。
まあ、今日は詳しい説明は省きますが
二人は、本当に良い字を書くのですよ。
尊氏の草書も、すごく生き生きしてて味があるのですが
直義は、楷書から草書まで、どれを取っても本当に素晴らしい!!
これからどんどん紹介していきたいと思います。



という訳で、私も夢想満願のお礼に、また義就の絵を…
と思ったのですが
なんか義就ばっか描いている様な気がするのでw
ここは、の様にの高い「義弟の畠山さん」にすることにしました。


畠山政長
(2015.12.10ちょっと修正。
寒そうだったので小袖もう一枚着せてみた。)


あれ? 政長ちょっと髪伸びた?
…とか気付いた人は、誰一人としていないと思いますが
最近、足利直義畠山政長が似過ぎて来てしまい
自分でも見分けがつかなくて笑うしかなかったので…
ちっと髪伸ばしてみたw
うん、ばれてない、ばれてない。
まあ、私の中で二人の人格が割と似てるせいなのですが
ただ、直義
 「正しく生きようと、強い意志を持って行動している」
というタイプで、それ故
間違った事に対しては、非常に強い怒りを持っている
かなり熱い人間なのですが
それに対して、政長
なんか… 無自覚なんですよw
正しくある事も、人に優しくする事も
みな無意識のうちの行動で
そのせいでしている事にも、自分だけを被っている事も
なんか気付いていない(気にしていない)
だから怒らないw



畠山政長の、不憫さ仏スコアの高さについては
当ブログ「畠山義就(その3)」とか
「畠山義就(その4)」の真ん中へんの "能登守護畠山義統とのエピソード" などで
度々、紹介して来ましたが
この人はホント、他家(他大名家)に対する思いやりに長け過ぎた人です。

室町や戦国期の大名家というと
 「全員が全員ライバル
  権力の座を賭けて鎬(しのぎ)を削り合っている」
みたいな、覇道史観の誤解が罷り通っていますが
しかし
室町の大名家は本来、みな(よしみ)のある仲間であり
天下の為にも、お互い円滑な関係を望んでいるのです、基本的には。
(もちろん、ひどい例外もあって
 そういうのが、世を乱している訳ですがw)
ただ、政長まで行くと
お前それ、完全に利敵行為だろ!!
とか言いたくもなりますが。


それなのに… 誤解され過ぎなのも、可哀相で可哀相でw
たまに、「畠山政長はすごい傲慢で嫌な人物だ」
とか言われている事があるけど
あれの出所(でどころ)は
『公方両将記』と、それを元にした『足利季世記』という軍記物の
ひどい捏造記事なんですよ。
(何の為の捏造かと言うと…
 『明応の政変』を正当化する為に
 政長悪者にしてを被せたかったから。 ひどすww
 ちなみに、この軍記には他にも
 事実を180度逆転させた記述がいくつもある。)

もちろん、現在の実証主義の歴史学の世界では
この軍記を(検証無く)無条件で信じているような人は
もう既にいないと思いますが
これより遥かに信頼の置ける数々の史料
この嘘はきれいに覆す事が可能ですので、どうぞ期待して下さい。



他には、『応仁の乱』後の話ですが
義就方と密かに内通した他大名家に)「政長が騙された」
とか思われている "あの一件" も
実は、政長は全部分かった上で、他家の為に一肌脱いだものだったり
その上これ、義就「戦略的勝利」で終わったと思われていますが
実はその後に
その一枚上手を行く政長「逆転勝利」が待ってる、ってゆう。
(※これらは、『チラ裏人物記』で連載放置プレイ中の
 「畠山義就シリーズ」で、近く解説します。)


なのに今でも、「政長コテンパンww」みたいに誤解されてるんですよ?
政長、何でお前はそう、いつも一人で豪雪地帯なのだ。
政長の汚名を晴らす為に
私、我ながら頑張りました。
吹雪に耐えながら、『大日本史料』を食い入るように読み返し
凍える万年雪を掻き分けかち割り、氷河に閉ざされた真相を…


うん、まあそんな苦労話はどうでもいいのですが
みんなもどうか
政長に降り積もった雪下ろしに協力してくれ (´;ω;`)
このままでは、やつは雪だるまになってしまう―――
…といいつつ
こんな雪にまみれまくった絵、描いてしもた。
すまぬ、すまぬ政長 (´;ω;`)
なんか、面白くて…じゃなかった
ちょっと、季節ものを描いてみたかっただけなんだ。
(まあでも、本人気付いてないようなので、問題ないです。)



ちなみに、仰々しい如来名を付けてしまいましたが
参考にしたのは…
 「護 国 霊 験 威 力 神 通 大 自 在 王 菩 薩」
 (ごこく れいけん いりょく じんづう だいじざいおう ぼさつ)

って
どんな名前だよwwww
いろいろ突き抜け過ぎだろwww
とか失礼な事思ったでしょうが、これは…
あらゆる中世武士を従える俺らのラスボス
我らが八幡大菩薩の別名です。

という訳で、初詣近所の八幡様へ!



posted by 本サイト管理人 at 15:36| Comment(0) | ★チラ裏日記
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